中性子物質材料科学研究室のHPです。
2021年度のトピックス
2022年3月30日 星くんが茨城大学学表彰を受賞しました。中性子科学会発表での学会賞受賞に対するものです。おめでとう!!
2022年3月23日ー J-PARC実験をやりました。前半は名工大Grの実験、後半は4年生の小林くんの実験です。でも研究室全員で取り組みます。
2022年3月23日 卒業式と学位記授与式がありました。M2の荒瀬くん、石武盗l、荒瀬将太朗くん、4年生のKeiko Widyanisaさん、小林洋大くん、富松優花さんが卒業です。研究室を去る4人には研究室から記念品を送りました。
2022年3月16-19日 日本物理学会がオンラインで開催され、4年生の小林君と富松さんが発表しました。物理の専門家を前にりっぱに発表しました。
2022年3月4-5日 大山研も参加している学術変革領域(A) 「超秩序構造科学」の第3回報告会がオンラインで開催され、荒瀬くん(M2)、野田くん(M2)、小林くん(B4)、富松さん(B4)がオンラインポスター発表しました。超秩序構造の専門家からたくさん質問いただきました。
2022年3月3日〜 J-PARCの原子核物理学の装置ANNRIでの実験がはじまりました。M1の高野くんの実験です。
2022年3月2日 学部の3年生が研究室見学にきてくれました。先輩たちとじっくりお話してもらいました。
2022年2月27日〜 J-PARCでの中性子ホログラフィー実験を開始しました。今回は4年生の富松さん、小林くんの実験です。この時期は4年性が活躍します。
富松さん(B4)が中性子回折実験でブラッグ反射をみつけたとこ。
2022年2月22日 J-PARCのANNRIで、粉末試料での中性子ホログラフィー実験開発を高野くん(M1)と富松さん(B4)がおこないました。粉末試料でのドーパント周りの構造を観測する挑戦で、高野くんのテーマで、成功すれば世界初!
2022年2月17日 量子線科学専攻の修論発表会がハイブリッドで開催されました。荒瀬くん、石浮ュん、野田くんが発表しました。質疑も立派でした。大仕事の後、4年生がサプライズのお祝いをしてくれました。
優しい後輩からのお祝いのタルト。
2022年2月15日 物質科学工学科の卒業研究発表会がオンラインで開催され、4年生のKeikoさん、小林くん、富松さんが発表をしました。3人とも立派な発表でしたし、質疑も堂々としていました。お疲れ様!!
大仕事を終えた3人です。
2022年2月4日 卒研、修論の提出日です。ぎりぎりまでがんばって、無事全員が提出しました。
2022年1月28日 J-PARCの原子核物理学の装置ANNRIで、ガンマ線計測の実験をしました。高野くん(M1)の実験です。
2022年1月21日 中性子実験の準備のため、富松さん(B4)がX線ラウエカメラ(東海キャンパス)でPd単結晶の結晶軸の確認をしました。
2022年1月20日〜27日 J-PARCで中性子ホログラフィーの実験をやりました。
2021年12月23日 茨城大物性物理グループ5研究室連合で、終始2年の中間発表会をやり、修士2年の荒瀬くん、石浮ュん、野田新太くんが発表しました。
2021年12月19-22日 4年生のKeikoさん、小林くん、富松さんが量子線科学専攻のご支援で、SPring-8 秋の学校に参加しました。普段はできない実験実習でいろいろな経験ができたようです。
2021年12月15日 4年生の物性勉強会やりました。担当はKeikoさんで、金属の常磁性について議論しました。
2021年12月7日 4年生の卒研中間発表会をオンラインでやりました。Keikoさん、小林くん、富松さんが発表しました。3人とも立派でした。
小林くん(B4)が、物質科学工学科材料工学系の中間発表会で、優秀発表賞(3位)をいただきました。
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2021年12月3日 星くん(M1)が日本中性子科学会科学会年会で、優秀ポスター賞を受賞しました!!
2021年12月2日 12月1-3日の日程で中性子科学会年会が開催され、12月2日に全員がオンラインポスター発表をしました。ポスターといっても、時間無制限の口頭発表と同じ。どの発表も休む間も無くお客さんがきて、ずっと議論していました。この体験が学生さんを成長させます。
みんな離れた場所で発表しています
2021年12月1日 小林くん(B4)が、自分の試料である希土類ホウ化物の単結晶をFZ炉で作成しました。でも一番大事な結晶成長のところは、エキスパートである理学部の伊賀先生にやっていただきました。職人技なので、簡単には習得できませんが。
2021年11月24日 4年生の固体物理学勉強会をやりました。担当は理学部奥研究室の小林くんで、遷移金属での軌道角運動量の消失という重要な現象について勉強しました
2021年11月16日 研究室セミナーをやりました。担当は野田くん(M2)で、以下の英語論文を紹介しました。
Reconciling the Pauling bond length picture and Vegard’s law in a mixed crystal:An x-ray fluorescence holographic study
S. Hosokawa et al.
ZnTeにMnをドープした際のX線回折実験とXAFS実験の結果の矛盾を蛍光X線ホログラフィーをつかって解決する、という論文です。
2021年11月12-16日 茨城大が管理する中性子分光器T1-1で、4年の富松さん、Keikoさん、小林くんが磁性体での磁気反射測定の実験をしました。最低温度3Kまで冷却して実験します。
2021年11月5日 JRR3(東海村)にある中性子分光器T1-1で高野くん(M1)、菅野くん(M1)、小林くん(B4)が実験しました。この装置だと逆格子が実在しているのがよくわかります。安全のため、実験中はヘルメット着用です。
2021年11月2日 工学部の3年生の方が研究室見学にきてくれました。すでに学術的な説明はオンラインでいろいろしているので、今回は先輩たちと直接お話することが主です。
2021年10月27-30日 つくばのFoton Factoryで、蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。小林くん(B4)をリーダーとするの実験で、籠状物質での籠内の希土類の振る舞いを観測します。大山研としての新しいテーマの立ち上げです。
2021年10月26日 研究室セミナーをやりました。担当はM2の石浮ュん。論文は、共同研究者である広島大鬼丸研の以下の論文です。
「Quantum Phase Transitions in an Yb-based Semiconductor YbCuS2
with an Effective Spin-1=2 Zigzag Chain」
希土類でのジグザグ鎖での特異な磁性の研究です。
2021年10月22日 3年生むけ研究室ガイダンスがあり、大山教授が説明しました。
2021年10月21日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当は富松さん(B4)。二準位系での磁化を量子力学的に理解する議論です。磁性だけでなく、物理の重要なことがつまっている回でした、
2021年10月15日 12月に開催される日本中性子科学会で全員が発表します。その発表申し込みをやりました。4年生は発表デビューです。
2021年10月13日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当は小林くん(B4)。今回から磁性の勉強で、反磁性の議論をしました。
2021年10月6日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当はKeikoさん(B4)。バンド構造の視点で、金属と絶縁体、半導体の違いを議論しました。
2021年9月27日〜 日本原子力研究開発機構(東海村)の実験用原子炉JRR-3で、4年生を中心に中性子実験をしました。茨城大が運営に責任をもっている三軸型分光器T1-1です。大山教授が装置責任者をしています。原子炉とJ-PARCの両方で実験経験をつめるのは茨城大の強みです。
原子炉での実験では、安全のためヘルメットをかぶります。
2021年9月24日 工学部2、3年生を対象に、オンラインでJ-PARC見学と研究室見学をやりました。6名の学生さんが参加してくれて、研究室での学生さんの生活などについて、大山研の学生さんたちといろいろ話してくれました。
2021年9月22日 物理学会秋季大会で、石浮ュん(M2)が希土類磁性体での結晶構造について発表しました。発表も質疑も立派でした。オンラインなので、みんなの勇姿を写真にとれないのが残念です。
2021年9月20日 物理学会の秋季大会がはじまりました。荒瀬くん(M2)、野田くん(M2)、菅野くん(M1)、高野くん(M1)、星くん(M1)が発表しました。ホログラフィーのセッションです。みんな発表も質疑応答も立派でした。発表経験は学生さんを大きく成長させてくれます。
2021年9月13日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当は理学部物理奥研究室の小林さん(B4)。結晶中の伝導電子特有の性質について議論しました。
2021年9月6日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当は富松さん(B4)。結晶中の伝導電子特有の性質であるブロッホの定理について議論しました。
2021年8月23日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当は小林くん(B4)。いよいよバンド構造と電気伝導の関係の議論にはいりました。
2021年8月2日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当はKeikoさん(B4)。ホール効果と熱伝導といった伝導電子が主役になる重要な現象について議論しました。
2021年7月30日 4年生の固体物理勉強会をやりました。担当は理学部の奥研究室の小林くん。自由フェルミ気体モデルでの電気伝導の理解がテーマでした。なんでT=0K近くでは電気抵抗が一定になるのか、といった問題を議論しました。
2021年7月23日-7月26日 放射光X線施設SPring-8(兵庫県)で蛍光X線ホログラフィーの実験をしました。今回の隊長はM1の星くん。太陽電池材料でのドーパント周りの原子構造を観測しました。全員が協力して取り組むのが大山研のスタイルです。通常の大学生活では見ることのできない先端研究施設での研究体験は学生さんの成長につながります。
2021年7月15日 日本原子力研究開発機構にある実験用原子炉には茨城大が管理する中性子分光器T1-1があります。大震災以降原子炉が10年停止してましたが、今年度再稼働し、T1-1もつかえるようになりました。茨城大の学生の実習や卒研実験に用いることができ、茨城大の学生育成のあらたな特色になります。大山研究室と岩佐研究室が協力して運営していきます。
2021年7月3日 大学院の推薦入学の面接試験がありました。今年は対面での試験です。
2021年7月5日〜 J-PARCの原子核物理学の装置ANNRIで、粉末試料でのホログラフィー開発をおこないました。高野くん(M1)をリーダーとする実験です。
2021年6月30日〜 夏前最後のJ-PARCのBL10でのホログラフィー実験です。、荒瀬くん(M2)とKeikoさん(B4)をそれぞれリーダーとする実験です。
2021年6月28日 4年生の固体物理勉強会をやりました。理学部の奥研究室と合同です。今日の担当は富松さん(B4)で、固体の電子比熱を量子力学的に理解する議論をしました。
2021年6月28日 4年生3人が、Cu単結晶の軸を確認する実験を行いました。茨城高専のX線ラウエカメラを使わせていただきました。
2021年6月24日 荒瀬くん(M2)、小林くん(B4)が自分たちで作成した希土類ホウ化物YbB6の単結晶の結晶軸をきめる実験をしました。J-PARCでの中性子実験の準備です。茨城高専のX線ラウエカメラを使わせていただきました。たいへん使いやすい装置です。研究はいろいろな方の共同研究ですすんでいきます。
2021年6月21日 4年生の固体物理勉強会をやりました。理学部の奥研究室と合同です。今日の担当は小林くんで、ポテンシャルの壁に閉じ込められた電子の振る舞いを議論しました。これは金属の比熱の温度変化が量子力学的現象であることにつながりますが、それは次回。
2021年6月17日 理学部物理の伊賀先生の協力で、荒瀬くん(M2)と小林くん(B4)が単結晶成長をやりました。東海にある伊賀研究室のFloating Zone炉を利用します。職人技が必要ですけれど、いい結晶ができました。
2021年6月17日 茨城高専の佐藤先生との共同研究で、偏極中性子実験用試料FeCo合金の磁化過程測定をおこないました。今回は偏極中性子実験のため、FeCo合金が飽和する磁場の大きさを確認する実験です。写真右が、磁場9T、温度1000Kの条件で測定できる優れもののマグネットです。
2021年6月11-19日 J-PARCの核物理学実験装置ANNRIで実験です。核物理ではなくて、大山研の得意技、ホログラフィーを粉末試料でも実現させようとする世界初の挑戦をしています。
今回は4年生ががんばってくれました。
試料をセットしてる4年生
2021年6月9日〜 理学部の伊賀研究室との共同研究で、荒瀬くん(M2)と小林くん(B4)が希土類ほう化物の単結晶作成をおこないました。繊細で丁寧な作業のつみかさねです。写真は荒瀬くんが単結晶の原料棒の焼結をおこなっているところ。
2021年6月5-11日 つくばの高エネ研の放射光X線施設Photon Factoryで、蛍光X線ホログラフィーの実験をしました。FeCo合金でFeとCoを区別してそれぞれの周りの原子構造をイメージングする実験です。4年生にははじめての本格的な実験でした。
2021年6月3日 日本物理学会秋季大会(オンライン)にM1,M2全員が申し込みました。オンラインなので、全員口頭発表にしました。
2021年5月31日 4年生の固体物理勉強会をオンラインでやりました。金属の伝導電子の振る舞いについて、Keikoさんが説明してくれました。理学部物理の奥研と合同です。
2021年5月24日 4年生の固体物理勉強会をオンラインでやりました。金属の伝導電子の振る舞いについて、Keikoさんが説明してくれました。理学部物理の奥研と合同で、今回は奥研の小林くんが担当でした。
2021年5月11日 中性子ホログラフィーの結果を含む論文が学術雑誌ACS Applied Energy Materialsに発表されたのをうけ、プレス発表をしました。東北大他との共同研究です。
Chemical-Pressure-Induced Point Defects Enable Low Thermal Conductivity for Mg2Sn and Mg2Si Single Crystals
Wataru Saito, Kei Hayashi, Zhicheng Huang, Kazuya Sugimoto, Kenji Ohoyama, Naohisa Happo, Masahide Harada, Kenichi Oikawa, Yasuhiro Inamura, Kouichi Hayashi, Takamichi Miyazaki, Yuzuru Miyazaki
ACS Applied Energy Materials
DOI: 10.1021/acsaem.1c00670
安全、安価な熱電材料の高性能化に関する論文で、2020年度卒業の杉本くんがJ-PARCでのホログラフィー実験で発見した現象が鍵となった論文です。
2021年5月10日 4年生の固体物理勉強会をやりました。オープンスペースで広々と。担当は富松さんで、イオン結合の物理を勉強しました。量子力学的斥力の存在がポイントです。理学部物理の奥研究室との合同です。
2021年5月7日 中性子実験に使う試料として、こぶし大のCu単結晶を放電加工機でカットを試みました。でも大きすぎて難しい。
2021年5月6日 4年生の卒研テーマがきまりました。
2021年4月30日 現状報告会をやりました。菅野くん(M1)、高野くん(M1)が偏極中性子ホログラフィー、粉末ホログラフィーの開発について報告しました。どちらも実現すれば世界初。現情報告会といっても、学生さんの間での議論が中心です。
2021年4月19日-30日 今年度最初のJ-PARC中性子実験をBL10で行いました。ホログラフィーの検出効率をあげるため、JAEAと協力してマルチ検出器系を構築するのが目的でした。残念ながら4年生は手続きの関係でまだ参加はできません。
2021年4月26日 4年生の固体物理勉強会をやりました。小林くんが担当です。
2021年4月20日 4年生の実験として、Pd単結晶のラウエ実験をしました。Pdの逆格子の写真を撮影して、結晶軸を確認する実験です。今回はうまくいって、[111]軸の3回対称軸がみえました。
2021年4月20日 現状報告会をやりました。今回は石浮ュん(M1)が希土類磁性体の構造転移、磁気転移について報告しました。
2021年4月19日 4年生の固体物理勉強会がスタートしました。理学部物理の奥研究室の小林くんも参加です。ファンデルワース力について、Keikoさんが詳しく説明してくれました。
2021年4月15日 茨城大学量子線科学専攻は、日本原子力研究開発機構の実験用原子炉JRR-3(茨城県東海村)の中性子分光器を管理運営しています。今日は大山教授と理学部物理の岩佐教授が装置の整備をおこない、動作確認をしました。震災以来10年とまっていましたから。
2021年4月14日 4年生の初実験としてX線ラウエ実験をしました。左奥がX線装置です。Pd単結晶の逆格子の写真をとる実験でしたが、装置が不調で途中で断念しました。残念
2021年4月13日 新4年生への研究室説明をかねて、現状報告会をしました。今回は星君(M1)、野田君(M2)、荒瀬君(M2)。報告会とはいうものの、学生さん同士での議論がメインです。みんな熱心です。
2021年4月9日 新4年生のKeikoさん、小林くん、富松さんが研究室に参加し10人になりました。新しい研究室のスタートです!
2021年4月8日 新4年生の配属が発表になりました。
2021年4月1日 申請していた科学研究費(科研費)が2件とも採択されました!これで学生さん新しい挑戦にとりくみます!
物質中で孤立した水素の新しい観測法の確立:中性子ホログラフィーの応用(公募研究)
新しい原子イメージング法を用いたカゴ状構造内ドーパントの孤立振動の定量評価(基盤B)
2021年度の出来事
10人の研究室になりました。さらに賑やかになります。2020年度の出来事
9人の研究室になりました。コロナ禍で、全体写真もとれない一年でした。
2019年度の出来事
8人の研究室になりました。賑やかです。2018年度の出来事
6人の研究室になりました。2017年度の出来事
東海に拠点を移しました。4人の研究室になりました。2016年度の出来事
学生さん二人からの研究室のスタートです。2016年度の出来事
2015年度の出来事
2015年度の出来事
2015.4.1 茨城大に着任しました。
超秩序構造科学