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研究室について

茨城県東海村には、日本が世界にほこる二つの中性子施設J-PARCと研究用三号炉JRR3があります。茨城大はその両施設の近隣に位置していて、量子ビームを使った研究には絶好のロケーションです。私たちは茨城大の量子ビーム拠点であるフロンティアセンターと協力し、茨城大の地の利を生かした特色ある研究をすすめます。

H29年度は教員一人、M1一人、4年生二人のこじんまりとした研究室で、東海キャンパスを拠点にしています。物性物理学を軸に、物質の性質を物理学的な視点で原子レベルで理解する研究がテーマです。特色はJ-PARCでの中性子実験をメインにした研究をすすめていることです。そのためJ-PARCはじめ国内外の大型施設を活用して実験を行います。

物理学系研究室として、産業応用よりも学術的研究を重視しています。だから工学部の研究室としては雰囲気がずいぶん違うかもしれません。

この研究室では特に、微少量不純物を観測する唯一の手法である「白色中性子ホログラフィー法」をJ-PARCで世界で初めて実現することをめざしています。ホログラフィー実験により世界で茨城大でしかできない研究が可能になるので、茨城大を旧帝大にもまけない機能性材料研究の世界拠点にするのが夢です。それには学生さんの力が必要です。力をかしてください。

H29年度現在、東海キャンパス常駐の学生さんは、大山研の3人をいれて全部で14人くらいいます。H30年度には20〜25人の学生さんが常駐で勉強します。
東海キャンパスは、J-PARCでの実験がやりやすいだけでなく、研究のための装置が充実しているし、最先端の研究をしている研究者が多数いて、学生さんにも刺激になる環境です。


J-PARCの実験室です。


J-PARCで測定したデータの解析結果(ホログラムといいます。曼荼羅みたいです。)



研究室を探している学生さんへ


学部生の研究室見学は大歓迎です。メールで連絡ください。J-PARCと東海キャンパスの実験室を見学します。 また先輩の話をきくといいとおもいます。

以下は4年生の先輩からのメッセージです。研究室の雰囲気がわかるかもしれません。

先輩からのメッセージ2017


 日立住まいの学生からすると、東海キャンパスへの登校は面倒に思われがちですが、東海キャンパスは研究への環境が非常に恵まれています。特に、キャンパスの近くにあるJ-PARCは世界有数の中性子散乱施設です。私たちはこのJ-PARCを活用して、中性子ホログラフィーという世界で初めての実験をしようと開発に取り組んでいます。今、この中性子ホログラフィーは様々の分野の方々から注目していただき、私は非常にやりがいがある仕事だと感じています。

今年は4つの学会や研究会でポスター発表を行う予定です。最初は発表に不安を感じるかもしれませんが、大山先生が熱心に指導してくださるので、心配はいりません。

このように大山研究室は非常にアクティブな研究室です。ぜひ意欲のある方一緒に研究しましょう。

 人数が少なく、普段はまったりした感じですが実験のときなどはテキパキします。先生は研究の考え方、ノートの取り方から発表の練習まで丁寧に指導してくれます。僕はもともと発表が苦手でしたが、先生の指導のおかげで中間発表では優秀賞を獲ることができました。

研究:
中性子ホログラフィーという、物質の観測方法そのものについて開発・研究しています。実験はJ-PARCという施設で行っています。授業で習っていない知識も必要ですが、勉強会があるので大丈夫ですし、逆に今までの成績は関係ないです。世界トップクラスの研究施設で、世界で誰もやっていない実験を卒論のテーマにできるなんてすごいことだと思います。

忙しさ:
J-PARCでの実験や学会直前は大変ですが、年に数回程度です。それ以外は自分のペースで研究を進められます。予定がある日は早く帰れるし、17時過ぎても自主的に残っている日もあります。なのでバイトは週3くらいで入ってますし、夏には2回旅行できました。

東海村:
研究室がある建物には他学科や茨大以外にも様々な研究機関があり、学外のプロの研究者と接する機会があるので刺激になります。あとキレイです。東海村が拠点であることに抵抗がある人もいると思いますが、その理由だけで候補から外すのはもったいないです。とにかく一度見学に来ることをおすすめします。


ドイツ人学生のMaxi(名工大)と。

中性子科学会でのポスター発表中

先輩からのメッセージ2016

研究室選びを悩んでいる三年生に向けて。

大山研究室は平成28年度にできたばかりの新設の研究室です。そのため、先輩が少ないことやまだ研究室の評判が分からないなど不安なことがあると思います。そういった不安な点を少しでも解消できればと思います。

日常の研究室の雰囲気ややっている事について、実験のない時は各々のペースで解析をしていることが多いです。実験で得られるデータは膨大で、その解析は数回の作業でできるような簡単なものではないので、ある程度の時間がかかります。なので、実験のない時期だからといって退屈はしませんし、それを自分のペースで進められます。わからないことがあれば大山先生がアドバイスしてくれるので、放任なこともありません。
先輩がいない、または少ないことへの不安については多少なりともあると思いますが、先輩がいなかったからこそのんびりとした雰囲気でやれましたし、大山先生と話せる頻度が高いというメリットがありました。一方で、先輩がいなかったから勝手がわからないといったことも何回かありました。ですが、同期の人に聞いて解決できたので、あまり問題なかったように思えました。
実験について。実験の回数は多くありません、年に数回という限られたなかで行われます。ですが、その分レベルの高い研究を行っていると思います。実験の雰囲気は写真の方が伝わりやすいと思いますので、HPの実験の様子の写真を参考にしていただけたらと思います。他に聞きたいことがあれば大山先生に聞いてみるといいと思います。

年度初めの研究室紹介まで時間はまだあるので、研究室見学するなどしてじっくり決めるといいと思います。

学会などについて書きたいと思います。
研究室のイメージをもつための参考になれば嬉しいです。

学会には今年2回参加しました。
はじめての学会ということもあって不安もありましたが、ポスター作りから発表練習まで先生に丁寧にご指導いただき、無事にやり遂げることができました。学会では色々な先生に意見をもらえて、自分の研究のどこが足りないのか、今後どう進めていけばいいのかなど、学ぶことが多いです。研究や発表資料製作は一から自分でやることになりますが、勉強になるし、先生が丁寧に教えてくださるので問題なかったです。

また、今年1年この研究室で過ごして、英語に対する認識が変わったように思います。
学会の2回のうち1回は国際学会でした。準備は大変でしたが、英語でも意外とやればできるし、いい経験になりました。また実験にドイツ人2人が参加したこともありました。実際に少しですが会話をして、英語に対する壁がなくなった気がします。英語を勉強するモチベーションにもなりました。論文も中性子関係は英語のものが多いですし、英語を勉強するきっかけがない人も、勉強する機会をつくることができると思います。

他にも何か研究室について聞きたいことがあればぜひ質問しにきてください。



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