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学生さんの研究・勉強


東海キャンパスで勉強と研究をすすめます。H30年度は同じフロアに大山研の5人の学生の他に庄村研(生物系)、小泉研(高分子材料系)の学生さんが全部で15人くらいいます。東海全体で40人くらいの茨城大生が勉強しています。

4年生の場合、まずは基本的な基礎物性測定(磁化測定、X線での構造解析)にトライしてもらいます。基本的な実験のやり方、実験ノートの取り方など実験系研究の基本を身につけてもらいます。それを助走として、徐々に本格的な研究実験に進んでいきます。中性子実験、放射光実験はチャンスがすくないので、すでにとったデータの解析からスタートしてもらう場合もあります。

卒業研究、修論研究としては、J-PARCで中性子実験を行いそれを解析して、物質をミクロスコピックな視点で理解する、ということになります。基本的に教員が進めている先端的な研究の一部に責任をもってもらう、という考え方をしていますので、卒業のためのテーマではなく、それぞれ本格的な研究計画の一部となるテーマで研究をすすめます。当然、よい結果がでれば学術論文にします。

実験ノートは支給します。卒業時には研究室の宝として保存します。

実験以外の通常の活動時間は平日朝10時〜午後5時です。

H30年度の学生5人のうち4人バイトをしています。きちんと予定を明らかにし、大人として行動してくれれば、実験期間以外はバイトやプライベート活動をするのはまったく問題ありません。一方、実験はとても重要なので、そのときは相談して日程調整をしてもらいます。

実験

中性子実験、放射光実験はけっこう過酷で、週末、ど早朝や深夜の作業はあたりまえですし、徹夜もちょいちょいあります。長いときは1週間〜10日連続での実験になり、その間、研究施設の宿泊施設に宿泊して実験します。でも中性子実験は年に6回程度で、実験期間以外の大部分の期間は自分のペースでデータ解析と勉強です。

上はJ-PARCでの中性子実験の風景で、時間は深夜3時ころです。


その場で解析をして、データをみています。実験期間中は実験室に張り付きます。

普段の勉強

実験以外のときは、輪講や勉強会によって、専門的知識を勉強します。学生さんが順番で専門書や論文を説明する形式です。固体物理の教科書からはじめます。英語論文の読み合わせをして英語になれてもらうようにします。

いろいろな先生方との交流

学内外の第1線の研究者と接することでアカデミックな雰囲気にふれる事は、学生さんにとって重要な経験になるとおもっています。そのため積極的にそういった機会をつくります。

希土類磁性体でのダイナミクスの研究の第1人者である岩佐先生と、名古屋大学での学会の際に食事をしているところです。

ヨーロッパ放射光施設(ESRF:フランス)での実験中、共同研究者の方々とコーヒーをいただいているところ。

発表経験

研究の成果を発表することは学生さんの成長にとても重要と考えています。なので研究がうまく進んで重要な成果がでれば、専門家が集まる学会やシンポジウムでの発表の機会をつくります。外部のプロの研究者と議論することで大きく成長してもらえるでしょう。H29年度は以下の学会、シンポで発表してもらいました。(最低限の旅費は支給します。)
○ 茨城大国際シンポジウム(水戸キャンパス)
○ 日本中性子科学会(福岡大学)
○ Korea-Japan Symposium on Neutron Science(東大物性研@柏)
○ 新学術領域「3D活性サイト科学」報告会(広島市立大)
○ 量子ビームサイエンスフェスタ(水戸)

事前にしっかり発表の指導をしますから、発表経験がなくても心配ありません。下の写真は、著名な研究者であるAnderson先生に当時4年生の福本さんが希土類化合物の磁性について説明しているところです。


英語?

大山研究室では英語を使う機会が他の研究室よりすこし多いかもしれません。共同研究者に外国人が多いからです。 ですが、これまでの学生さんもちゃんと会話をしていますから、心配することはないとおもいます。元々、いまの学生さんの英語のポテンシャルは結構高いとおもっていて、あとは経験値をつむだけだとおもいます。 なので、英語での発表の機会もできるだけ作ります。その際は発表練習をがっちりやるので、これも心配ありません。

H30年度は5月に外国人研究者が2週間ほど研究室に滞在しました。そのときは学生部屋にはいってもらいました。実験に外国人研究者が参加することも多いので、そのときは公用語は英語になります。


J-PARC実験の合間に、ドイツ人研究者二人とランチです。


フランスの放射光実験施設ESRFでの実験中で、当時M1の福本くんが測定を操作しています。

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