2020年度 固体量子論のサポートページ


このページを通じて、3年生の「固体量子論・固体化学」オンライン講義のサポートをしていきます。 オンライン講義は私としては初めての試みですので、手探りをしながらよいものにしていきます。
質問やコメントがあれな、それへの回答もここで公開します。
感想や要望とかもたぶん。

質問・コメントと解説

CuやCrは磁性をもたないのでは?

講義の動画

2回目以降の講義の動画はStreamにおいてあります。 Teamsではありません。
履修者であればみることができるはずです。

オンライン講義のいいところなので、復習に活かしてください。

演習問題に変わる問題集

課題2回目へのコメント
演習問題等が欲しいです。教科書の問いはレベルが高いからやらなくていいと言っていたので。

回答
5月末の段階では計算はないので、計算問題はふくみませんが、課題問題と同程度の問題集をつくって配布します。

教科書の演習問題

教科書に演習問題がありますが、これは無理にやる必要はありません。講義の範囲を大きく超える問題が多いからです。

双極子モーメントの扱い

教科書の1章では、原子のもつ磁石である「磁気モーメント」を、単磁荷二個からなる双極子で説明していますが、これは磁気モーメントの本質の説明ではなく、仮想的に双極子で考えると、力やエネルギーを定量的に考えられる、という方便です。なぜなら、単電荷(プラスとマイナス)は存在しますが、単磁荷は実在しないからです。それはMaxwell方程式が私たちに教えてくれていますし、これまでに発見もされていません。

5月12日課題の「磁化」への解説


磁化という言葉には二つ使い方があります。

1:物質全体での全磁気モーメントのベクトル和。つまり物理量
2:物質に磁場をかけたとき、その物質が有限の磁化をもつ現象。「磁化する」という動詞

もちろん深く関連しているけれど、かたや物理量、かたや現象ですから別物です。5月12日の講義では1の方だけ説明しました。

5月12日コメント

「周期表で(大きな磁気モーメントをもつのは)第4周期の原子が多いな〜と思いました。」

解説
重要なポイントです。今後の講義で詳しく説明しますが、強い磁性をもてる元素は、3d遷移金属と4f希土類金属だけです。元素は最外殻が開殻になるのが普通ですが、この2種類は、内殻にある3d電子と4f電子が不完全閉殻になっています。(ー>wikipedia「電子配列」
このことが大きな磁気モーメントをもつ決定的な理由になります。 実は、電子配列をよくみると、内殻が不完全閉殻になる元素は他にもあり、それらも弱い磁性を持ちます。


Microsoft Teamsについて

IT基盤センターのOffice365からダウンロードしてください。

通信速度は10Mbpsあればなんとかなる、と工学部長よりアナウンスがありました。

ルーターの人は、窓際におくと改善されることもあるらしい。(工学部長談)

Teamsでは、ネット講義やネット会議のことを「チーム」とよびます。

講義にはいる手順は、以下です。
  1. Teamsを立ち上げる。
  2. 左メニューで「チーム」を選ぶ
  3. ベル型のアイコンの右あたりにある「<すべてのチーム」の文字をクリック
  4. その画面の右上すみに「チームに参加/チームを作成」ぼたんがあるのでクリック
  5. 左から2番目に「コードでチームに参加する」のあいこんがあるので、この入力欄に講義のチームコードを入力
  6. 「チームに参加」ボタンをおす。
  7. Teamsの左メニューで「予定表」をクリック
  8. スケジュールに固体量子論が表示されるのでそれをクリック
  9. その画面の一番右上に「参加」ぼたんがるので、それをクリック
  10. たぶん自分の顔がうつり、「いますぐ参加」ボタンがあるので、それを押せば講義開始
注意;
「予定表」を学生さんがみたとき、講義が予定表には設定されたり,されなかったりする様です。講義を予定表で確認できない場合は「チーム」に行って,画面左上の「<すべてのチーム」を選んで,会議(授業)のチームをダブルクリックしてみてください。その会議(授業)チームの投稿画面に会議予定のお知らせが確認できるはずです.そのお知らせをダブルクリックし,左肩にある「+予定表への追加」をクリックし「承諾」をクリックすると自分の予定表に追加できます。これで講義に参加できるはず。

講義の受け方

  • 前日までに講義で使うパワポをPDFで配布します。Dreamcampusの「講義資料」からダウンロードして、それを見ながら講義をうけてください。できれば印刷して、講義をききながら書き込むのが理想です。

  • 出欠は、講義冒頭のアンケート(Dreamcampus)と、途中でだす小テストと、最後にだす課題で確認します。

  • 講義途中でも、Dreamcampusをつかって小テストをやってみます

  • 講義の途中で指名して質問します。チャット機能で答えてください。

  • 4回程度課題をだします。Dreamcampusに提出してください。コメントをつけて返すので、復習に使ってください。

  • メールでの質問は常時うけつけます。質問と解説はこのサイトで公開します。もちろん質問者は匿名にします。

  • 技術的に可能かどうか、まだわかりませんが、講義の音声を録音して、ファイルでDreamCampsuにおきたいとおもっています。

質問と解説



ネット上のお役立ちサイト