英語論文執筆の参考書 |
Polonius | What do you read, my lord? |
Hamlet | Words, words, words. |
Polonius | What is the matter, my lord? |
Hamlet | Between who? |
-----W.S. Hamlet: Act II, Sc. 2 |
専門の勉強をする方がずっと大事ですが、でも1冊くらいは持っていた方が・・・ |
「これから論文を書く若者のために」を実際に使ってみて思うこと。最近、「これ論」で読んだ事をできるだけ反映させながら論文を書き、投稿しました。 その体験から思うに、「これ論」を使って論文を書く一番のメリットは、自分の原稿を批判的な目でみる事ができる点ではないでしょうか。最初の原稿はどうしても独りよがりの文章になりがちですが、「これ論」を意識する事で、客観的な視点をもって推敲する事ができるようです。 特に、第1稿ができて数週間寝かしておいた時に、原稿の事は頭から追い払って「これ論」を読んでおいた結果、第2稿を作成する際にはむしろ閲読者の気分で読みなおす事ができました。論文の目的が、他人に、しかもさほど自分の仕事に興味をもっているわけでもない他人に、自分の仕事の価値を伝える事である以上、自ら批判的な目をもって原稿を書くのはとても重要です。 従って、「これ論」を普段から読んでおくのも重要ですが、まさに論文を書いている時にこそさらに有効ではないかと思います。 (27-AUG-2002) (後日談:この論文、日本物理学会ジャーナル誌JPSJに一発受理されてしまいました。JPSJはなかなか厳しい雑誌なので、一発は滅多にないことです。「これ論」効果でしょう。) 「これから論文を書く若者のために」の紹介酒井聡樹著 共立出版 2500円 TopPageへもどる |
「理科系の作文技術」木下是雄著 中公新書 624 「ライフサイエンスにおける英語論文の書き方」市原・A・エリザベス著 共立出版 --科学技術英語--「例文でみる英文化技法」原田豊太郎著 アグネ技術センター 「科学技術英語の書き方入門」原田豊太郎著 アグネ技術センター 「理系のための英語論文執筆ガイド」原田豊太郎著 ブルーバックス(B1364) 講談社 「理科系のための英文作法」 --文章をなめらかにつなぐ四つの法則--杉原厚吉著 中公新書 1216 「英語小論文の書き方」加藤恭子,ヴァネッサ・ハーディー著 講談社現代新書 「科学英語のすべて」日本物理学会・編 丸善 以下は論文向けではありませんが・・・ 「科学者のための英文手紙の書き方」黒木登志夫,F・ハンター・藤田著 朝倉書店 「英語の辞書を使いこなす」笹島準一著 講談社現代新書810 「これを英語で言えますか?」講談社インターナショナル編 講談社パワーイングリッシュ 「日本人に共通する英語のミス121」ジェイムズ・H・M・ウェブ著 ジャパン・タイムス 以下はイギリス英語 「イギリス英語を愉しく学ぶ」小林章夫・ドミニク・チータム著 ベレ出版 「イギリス英語を愉しく聞く」小林章夫・ドミニク・チータム著 ベレ出版 「イギリス英語日常会話表現集」小林章夫・ドミニク・チータム著 ベレ出版 「イギリスアメリカ英語対照辞典」
「イギリス英語 Total Book」カール・R・トゥーヒグ著 ベレ出版 「イギリス日常英会話 Total Book」カール・R・トゥーヒグ著 ベレ出版 「イギリス英語はおもしろい」大杉正明著 DHC 「イギリス英語の裏表」小林章夫著 筑摩書房 「アメリカ英語とイギリス英語」大石五雄著 丸善ライブラリー 640 「英語と米語」大石五雄著 丸善ライブラリー 680 「英語の世界・米語の世界」ヴァネッサ・ハーディー著、講談社現代新書1288 「街角のイギリス英語」大村善勇著、丸善ライブラリー620 「女王陛下の英語」倉田保雄著 講談社現代新書1197 |